気仙沼港は、世界三大漁場のひとつ三陸漁場を控え、古くからマグロ・カツオ・サンマ等々多くの水産物の水揚げで賑わってきました。 特に、生鮮カツオ・メカジキ・サメの三種は全国一の水揚量を誇っています。 中でもサメは、全国水揚げ量の約80%を占め、そのふかひれは天日干しに適した自然の恵みと長年培ってきた技術力の高さにより、世界的に「気仙沼」ブランドとして現在でも高い評価を得ています。
江戸時代中期、長崎出島が開港されて以来絹・漢方薬・砂糖等々の海外からの輸入が盛んに行われ、その代金として国内産出の金・銀・銅等が使われた結果、鉱物資源の国外への大量流出を招いてしまいました。 時の老中・田沼意次はこの点を憂い、その改善策として輸入品に代わる国産化の推奨と、海産物を中心とした輸出拡大策を推し進めました。 中でも、隣国中国で特に重宝されていた「俵物三品」と呼ばれるふかひれ・干しアワビ・干しナマコの生産を全国的に奨励。 それが功を奏し、ほどなく貿易赤字も解消され、国内の鉱物資源の海外流出を防ぎ、その後の外貨獲得に大いに貢献することとなりました。
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